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Matsuo

【インタビュー】OLDCODEX、3度目のアニサマは「ある意味初めてOCDとして出られるステージ」

2018.8.10 18:01

图1:(c)Animelo Summer Live 2018/MAGES.
图234:(c)Animelo Summer Live 2013/MAGES.
图5:(c)Animelo Summer Live 2014/MAGES.
图6:<Animelo Summer Live 2018 “OK!”>パンフレット表紙/裏表紙

今年で14回目となる世界最大のアニソンライブイベント<Animelo Summer Live 2018 “OK!”>に2014年以来、4年ぶりに出演するOLDCODEX。ヴォーカル・Ta_2とペインター・YORKE.による唯一無二のパフォーマンスで知られる彼らだが、今年はアニサマのメインビジュアル、およびパンフレット表紙がYORKE.のペイントアートで彩られる。

BARKSでは会場に展示されるメインビジュアルを制作中のスタジオへ潜入。海外を含むさまざまなフェスへの出演経験をフルに活かし、アーティストとして規格外のステージを見せてくれること必至のTa_2とYORKE.にアニサマにのぞむ想いを語ってもらった。

◆OLDCODEX、<Animelo Summer Live> 関連画像

■「より強いOLDCODEXで出よう」という確固とした意志

——4年ぶりの<Animelo Summer Live 2018 “OK!”>出演が発表されていますが、出演が決まったときの感想から教えてください。

Ta_2:純粋に嬉しかったかな。今年はリスアニ(リスアニ!LIVE)にも出演したんだけど、この数年、俺たちもいろんなフィールドで音を鳴らして絵を見せてきたので、自分たちの見せ方も新たに考えて出られるなと思ってます。

——過去にOLDCODEXとしてアニサマに2回出演していますが、今までと違う見せ方ができるなって?

Ta_2:そう。あとは自分たちがアニメのタイアップ曲にどうやって取り組んできたかっていう姿勢と、その曲はOLDCODEXの楽曲でもあるっていう2つの意味をしっかりステージで出せたらなと。

YORKE.:僕もTa_2と同じような気持ちだけど、以前はTa_2の声優としての側面から出演したという流れがあってというか、“声優の鈴木達央(=Ta_2)がやっているOLDCODEX”だったと思うんだよね。

Ta_2:いちばん最初に出演したときは、そうだったね。

YORKE.:時間がたって今回はOLDCODEXでショーをしに行くという感覚があるかな。アニメの主題歌もたくさんやらせてもらった上で改めて出演できるのはチャンスだよね。また話をもらえると思ってなかったし。

——そうなんですか?

YORKE.:いつもそういう気持ちでいる。フェスって1回きりだと思っていて、どういう結果を見せるかより限られた時間の中でどういうライブを見せるかだから、またこうして声をかけてもらえたのが嬉しいですね。今回は「より強いOLDCODEXで出よう」っていうTa_2の確固とした意志があるから、それに僕も乗っかってみようって。

——いろいろなフィールドで経験を積んだというのは、さまざまなジャンルのフェスに出演してきたということですか?

YORKE.:ジャンルっていうよりも、いろんなアーティストと一緒にステージに立ったという感覚かなあ。

Ta_2:フェスやイベントで俺たちを知らない人たちに見てもらえる機会が多かった。そこでワンマンライブで見つけられなかったことを見つけられて、バンド全員で共有できて「じゃあ、次はこういうふうにやろうぜ」とか「あんなことやってみたい」って。「ここは良かったね」とか「あそこは効果的じゃなかったね」とか、いろんなことを感じながらやってこられた数年間だったからね。アニメのフェスって、お客さんみんながあったかく受け入れてくれることが多くて、久しぶりに出ても俺らの曲や絵をちゃんと感じて見て、俺がMCで話すことにも向きあおうとしてくれる。だからこそ、そこに甘えないようにと思うし、今は数曲でも俺たちらしいステージを見せられるようになったなって。だから、YORKE.が言っていた通り、ある意味初めてOLDCODEXとして出られるステージなんじゃないかなと感じてますね。

YORKE.:初めて出た時はどんな立ち位置で居たらいいか分からなくて尖っていたかもしれないな。それぐらいの気持ちで上げていかないとやってられなかったんだけど。

Ta_2:突っぱってたよね。

YORKE.:ハッタリかますというか、そうでもしないと喰われちゃうと思っていて、バンドとしてまだまだ若かったなって。もちろん、今も噛みついていく勢いでいきたいと思ってるけど、場数を踏んでやれることとやれないことの線引きみたいなものも知って、それでもあきらめないで続けてきたから、また呼んでもらえたのかなって。今のOLDCODEXを見せられないと出る意味がないぐらいの気合いはあります。今日もアートワーク(公式パンフレット用のペインティング作業とアニサマのメインビジュアル)を作りに来たんだけど、いろんなことを思い出しながら描いてて。

——<Animelo Summer Live 2018 “OK!”>の“OK”の文字が浮き出るような色鮮やかな作品ですよね。

YORKE.:出演者や楽曲も様々だし、いろんなカラーの人たちが出演するイメージで彩度の高い絵を描きました。僕自身は若い頃はロックのフィールドで自分の時間をいっぱい使ってきてて、どこかで自分の範疇じゃないものに影響されるのが怖い時期もあったんだけど、今は年齢を重ねていろんなことを楽しめるようになった。アラフォーですから(笑)。

Ta_2:バンドとしてはやっと9才だけどね(笑)。とは言え、まだ9年だなと思ってるけど。

YORKE.:人間だと小学校3年生ぐらいだね(笑)。

Ta_2:ただ、やっている側の年齢があるから、9年にプラスアルファできるものはたくさんあると思うんだけどね。年数って大事だなと思う。自分たちがどういうバンドでありたいか、どういう2人でありたいのかって考えてきたことを含めて。1年でもっと進化できたらいいんだけど、意外と限られた歩幅でしか進めなかったりして。でも、着実に重ねてきたから今回、出られることになったのかなと思う。

■「コイツら、ホントにいいヤツらだな」と思いながら歌ってた。(Ta_2)
■アニサマというイベント自体が作り出す熱を感じて、倍にして返さなきゃって思っていた(YORKE.)

——OLDCODEXとして初出演の2013年にはTVアニメ『黒子のバスケ』エンディングテーマ「カタルリズム」と『Free!』のオープニングテーマ「Rage on」を演奏したんですよね。翌年にも出演していますが、さいたまスーパーアリーナの景色を見て感じたこととか、思い出はありますか?

Ta_2:初回に俺、風邪ひいて思いきり熱出したんだよね。ギリギリまで仮眠室で寝てて、ステージ上がって歌ったんだけど朦朧としててほとんど覚えてない。

YORKE.:確か入り時間もめっちゃ早かったよね。

Ta_2:そう。測ったら39度6分もあって「こんなに熱出るんだ」って思ったのしか記憶にない(笑)。2回目は「Rage on」でウイングに行ってみたら、客席の導線とつながっていて「これ下に行けるじゃん」って。

——ステージから降りて歌っていましたよね。

Ta_2:降りたらスタッフさんが「どうぞ、どうぞ」っていう感じで道を開けてくれたんだよね(笑)。

——そうなんですか。事前打ち合わせがあったのかと。

Ta_2:や、思いつきで。そしたら、どこを歩いても大丈夫で結局、1周回っちゃったんだよね(笑)。お客さんのすぐ目の前で歌って初めて見たんだろうなっていう人もノリを何とか掴もうとしているのがわかって「コイツら、ホントにいいヤツらだな」と思いながら歌ってた。「気持ちの交換してるな」ってこっちも自然と笑顔になって、それがすごく嬉しかった。下から、さいたまスーパーアリーナの景色を見たのも面白かったし。

YORKE.:アニサマの思い出は、過去2回に関してはTa_2がメインで立つフィールドっていう意識でいたので、僕は一歩退いたところでどう支えようかなって。で、いざ、ステージに出たらお客さんの数と熱量の高さとOLDCODEXが知られていることに驚いたよね。とにかく与えられた時間の中、自分のパフォーマンスに集中することしか考えてなかったんだけど、客席の熱さに持ってかれたところもあったし、今、考えたらどこか冷静じゃなかったのかもしれない。会場の大きさはあまり気にしないんだけど、アニサマというイベント自体が作り出す熱を感じて、倍にして返さなきゃって思っていたら、アッという間に終わっちゃった。楽屋裏ではmotsuさんが「一緒に写真、撮ろうよ。CODEX!」ってガンガンに来てくれたりして、初めましてすぎてどうしたらいいのかなって(笑)。

Ta_2:(笑)あったね。

YORKE.:会場の裏は和気あいあいとした空気なんだけど、当時の僕は知ってる人が全然いなかったから、距離感つめてくる感じに一瞬戸惑った(笑)。で、「こっちももう少し心をオープンにしなきゃ」って。控えめに見えてハートが最強な人たちが多いのかなと思ったよね。僕はハートが弱いから突っぱっているけど、ああいうふうにまっすぐ来られると「えっ!?」って。

Ta_2:俺はずっとほっといてた(笑)。

YORKE.:Ta_2は仲がいい人が多いから、紹介してもらうことも多くて。

Ta_2:2回目はそうだったね。水樹奈々さんだったり、宮野真守さんとか。

——楽屋裏は賑やかなんですね。

Ta_2:すごく賑やか。

YORKE.:一種の空気みたいなものが出来上がってるんだけど、その中に入っていったら受け入れてくれそうな人たちばっかりだなと思った。今年は勇気を持って話しかけたいと思います(笑)。あと長くやってると面白いのは、以前はTa_2がアニメに出てるってことがキッカケだったりしたのが、「YORKE.ヤバイ!」ってOLDCODEXのライブが入り口になってアニメを見たよ!って人も増えてきたんだよね。僕自身、昔よりOLDCODEXの中での立ち位置がハッキリしたっていうのもあるし。

——ますます当日のステージがどうなるか楽しみですね。

Ta_2:この4年で自分の中にアイディアも貯蓄されたし、OLDCODEXのフロントマンとしてどうあるべきか考え尽くしてきたから、培ってきたものをしっかり表現したいですね。

YORKE.:これまで手掛けてきたアニメの主題歌をもう1回、OLDCODEXが流行らせるぐらいの気持ちでやりたい。もう放映が終わったアニメもあるけど、プライドを持って形にしたものを伝えるにはいいフィールドだしね。

Ta_2:うん。しかも今はワンクールで新番組が70~80本あるから、なかなか全ての作品を追いきれないと思う。俺たちもTVアニメや映画の主題歌をやっているけれど、OLDCODEXのライブを見たことがない人もたくさんいるから、そういう曲たちをまるっとまとめて新しい発見をしてもらったり、自分たちも含めてみんながWin-Winになるライブをしたいですね。

取材・文◎山本弘子

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