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Matsuo

【Diary】

当たり前なんてない。

27, Jul. 2018


朝、台本をバッグに入れるときによく思う。
「役名があるの、嬉しいよなぁ。」

だから、一つ一つ、不器用でもがんばろうと思える。
寝る時間が減ろうが、仕事が増えようが、ストレスが増えようが、飲みのお誘いが増えようが、楽しもうとできる。

声優で言えば、今や華々しい世界にも見えるような側面もあるから、正直理不尽な事も増えた。
声優という職業の本質を知らずに何かを語ったりする人も多い。

OLDCODEXのリリースもそうだ。
「リリースできたなぁ。手に取ってもらえたら最高だなぁ。」
そう思ってる。

何度言われたか。「趣味のヤツがこっち来んな」「あいつらロック舐めてる」色々、聞く。
でも、俺はリリースしたりライブ出来たりするのが嬉しいから頑張る。
どちらの仕事にも影響が出ないように、身体を整え、声を研究し、発声練習や身体の使い方を覚える。
たとえ、時間がかかろうと曲を考え、みんなと一緒になってモノ作りをする。
その中で、YORKE.には沢山支えられてる。
アイツが居なかったら、こんなにできない。

少しずつ、俺らを受け入れてくれる人もいる。ありがてぇ話だ。

今を見れば、それはそこしか見えないものだろう。
でも、人にはそれぞれ語られていない歴史があって、人それぞれ自分のハードルを越えて、今ここにいると思う。

語って分かってもらうのが、今のトレンドかもしれない。
ただ、そんなんじゃ分からない深さをみんな持っているんだと思う。

つらつらと書いておいて、まとめがこれじゃがっつり矛盾してますが。なんか、記しておきたかったんですよね。

ちょっと、心に「澱(おり)」が溜まってる感覚でして。
すみません。


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