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Matsuo

【WHY I PAINT】
20170620

OLDCODEX Painter YORKE. 『WHI I PAINT』 
- 第54回 A Black Minute / Periphery -

不安定な雲行きの空。 
寝起きのベランダ。 
夜が明けて新しい1日の始まりなのに、まだ昨日の続きを生きてるような感覚。 
最近は、ゼロから創り出すみたいな日々。 
ゼロの向こうにいままで重ねてきた経験や見てきた物がレイヤーみたいに重なってる。

雨が降り始めた。 
雨を落とす空の向こうにある太陽を想像してみる。 
雨の日が昔より悪くないと思うのは、何度も晴れた青空を見上げて気持ち良いと感じた事をはっきりと覚えてるからかな。 

人間は太陽から届く光を都合良くこの瞳にとらえて海に反射させたり出来る。 
この惑星が青くて美しいと感じるようにシステムされてる。 

机の上にりんごがない。 
これを証明するために人はゼロを創った。 
もしそうだとしたら、ゼロって概念がそこに存在する。 

ああ。りんごが食べたいな。 
両手で真っ二つに割って食べるのが好き。 
食べ方がワイルドだね!ってよく人に言われる。
ナイフを使って綺麗に皮を剥き、カットしている女の人を見る方がワイルドに見えるのは、オレだけなのかな?

雨が強くなってきた。着替えて車に乗り込んだ。
部屋の赤い絵の具が足りなくなったから、急いで画材屋さんに行かなきゃ。 
ワイパーが切っていく雨の粒が、まるで生きてるみたいに弾け飛び回る。 
立ち寄ったコーヒーショップでパーキングとの移動で髪が濡れて、いい感じにセットされたみたい。 
車のミラーに過去が通り過ぎていく。 
“shool is on the head” 
無機質な声の女の人が警告テキストを読み上げる。 
ボリュームが大きくてびっくりする。 

この雨の向こうがどうなってるのか。 
今日の雨は落ちるスピードが早く感じるよ。

YORKE. / June, 2017

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